中村倫也が下積みから何故ブレイクした?きっかけのドラマと、あの俳優の存在

演技の幅が広く、作品によって変幻自在に変わり人を飽きさせない俳優の中村倫也さん

その柔らかい物腰親しみやすい雰囲気を感じさせるのに、筋を通す強い意志こだわりを持っている一面も見える、不思議な魅力を感じる俳優さんですよね。

実は、ブレイクをするまで長い下積み時代があったそうです。

その下積み時代どうやって抜け出したのか?そのきっかけは何だったのか?

そして、中村倫也さんといえば「動物好き」で有名ですよね。

その「動物愛」を調べてみました!皆さん一緒に見ていきましょう!

 

中村倫也プロフィール

  • 本名 中村 友也(なかむら ともや)(旧芸名も同じ)
  • 生年月日 1986年12月24日
  • 出身地 東京都
  • 血液型 A型

 

 

俳優になったきっかけ

 

芸能事務所からのスカウト

中村倫也さんが高校一年生の時、クラスメイトの知り合いが芸能プロダクションで働いており、その人がたまたまクラスメイトと撮ったプリクラを見て、中村倫也さんを紹介して欲しいという話になったそうです。

中村さんは、4歳の頃からサッカーを始めていました。

中学までサッカーを続けて、高校で強豪校のサッカー部に入部しました。

しかしレギュラーをめぐって、過酷な競争や厳しい上下関係に、それまで純粋にサッカーを楽しんでいましたが、このままでは大好きなサッカーを嫌いになってしまう」と、退部を決意したそうです。

その頃に、スカウトの話がきたので軽い気持ちで芸能界に入ろうと思ったと話されています。

もし、サッカーの方に気持ちが向いていた時期だったら、ひょっとしたら中村倫也さんという俳優さんは誕生しなかったかもしれませんね。

 

 

長い下積み時代の暗黒期

 2005年、映画七人の弔』で俳優デビュー翌06年に「黄昏」で初舞台を踏みました。

その後、中村さんの世代には、ごくせん』とか『花ざかりの君たちへ』とか、若手の登竜門的作品がありましたが、かすりもしなかったと話しています。

25歳まで、なかなか売れない時期を過ごしたそうです。

 

「スーパー嫌なやつ」だった下積み時代

「日曜日の初耳学」(TBS系)に出演し、下積み時代オーディション現場での様子を話しています。

その話の中で「オーディションで何もやらなかった」というエピソードを話していました。


一般的な俳優のオーディションでは、演技審査の他に自己紹介経歴特技披露など様々なPRタイムがあります。

中村倫也さんは、演技を審査してもらうためにオーディションを受けているので、他のことをする必要がないと考えており、審査中に何もしない時期があったそうです。

 

「役者に自己PRって必要?」と思いながらオーディションを受けたり、「世界の中心が自分」と語るほど現場で生意気な態度を取ったりしているうち
「10代の頃はその生意気な感じが『かわいい』だったんですけど、20歳過ぎてそれをやっていたら、全然仕事をもらえなかった」

引用元:j-cast.com

当時の自分一言で表すと「スーパー嫌なやつ」だと話していました。

今思うと全部敵だと思ってましたね」と当時心境を話し、自身のことを「尖がっていたとも話しされていました。

 

支えてくれた先輩俳優たち

下積み時代に俳優の仕事がない時には、引っ越しのバイトをしていたそうです。


そのバイト中、トラックの助手席に乗ってる時に、ふと「俺、役者だよな?」と思った瞬間があり、スパッとバイトを辞めて俳優業に専念する意思を固めたそうです。

八嶋智人さん
下積み時代いろんな先輩の家に行って食事を食べさせてもらっていたそうですが、特に先輩俳優の八嶋智人さんの家で、ご飯を食べさせてもらっていたと話しています。

古田新太さん
古田さんには、自分の強みを認識するヒントをいろいろもらっているそうです。

『自分は舞台が大好きで舞台をいっぱいやっていたけど、劇団に所属しているわけではないし、映像もやる中で、演劇人だって認識していいんだろうかと悩んでいたことがあって。

そのときももう倫也はちゃんと演劇人だからさってさらっと言ってくださって。

明確な居場所がなかった僕にとって、その言葉は浮き輪のような存在で、10年くらいずっとすがってました。』

と話しています。

ムロツヨシさん
斜に構えた腐ったことばっかり言っていたある飲みの席での話。

ムロさんにお前、どうしたいんだ?お前は何がしたくて何になりたくて、そのために今何ができて、何してるの?」と詰め寄られたそうです。

答えられなくなっている自分をつきつけられた。
言い返せない自分が悔しく、その日すごい喧嘩した」らしく、自問自答して自分自身について考えていったそうです。

答えられるようにならないといけない」そして「面白い役者になりたい、そのためには逃げずに売れることも考えないといけない」と一念発起。

それからは人は鏡だ」と行動も自分を正す材料にしてみていったそうです。

そして成功と失敗で考えない。成功と失敗で考えると、失敗は失敗
やるかやらないか』で考えると、失敗も成功になる」というように考えていったそうです。

例え上手くいかなかったとしても、そこから何か「答え」のようなものを掴んでいこうと考えていったように思いました。

これがきっかけで暗黒期から抜けていったのだということです。

堤真一さん

20代前半の頃、舞台で共演してよく食事をごちそうになっていたそうです。

その時に、売れたくて焦っているように見えた中村さんにお前は、大丈夫だ」と声をかけ続けてくれたそうです

実際に、舞台演出家の間では中村さんのことを「若いのに、いい俳優がいる」と一目置かれており、周りからの評価も高かったということです。

なので、心配しなくていい」と声をかけ続けてくれていたそうです。

中村さんも、堤さんのことを「自分の知らない所で、気にかけてくれている存在」という意味親父的存在と表現されていました。

 

 

ブレイクのきっかけ

中村倫也さんは、俳優デビューは18歳ブレイクするまで15年近くかかった遅咲き俳優で、その言葉ひとつひとつに重みを感じます。

それは、いろんな壁に当たった時に多くのことを考えてきたからではないかと思います。

その中で、心に留まったエピソードを紹介します。

いろいろと諦めたこと

中村倫也さんは、26歳くらいで、いろいろと諦めたことと話してます。


自分にないものを探したらキリがないし、それだったらあるものでやるしかないって。
とはいえ、それはもがいたからこそ諦めることができたんだと思います。

ちゃんともがかないと、できること、できないことも見分けられない。
失敗もたくさんしたからこそ、学べたこと」と続け、

「仕事がなくて、どうしようと考えて。でも役者をやっていきたいなと思った。
だったら、くだらない見栄やプライドを捨てて自分の弱みから目をそらすこともやめようと。
そうしたら、こんなふうな僕が出来上がりました

多くのものを持つことがいいと普通は思ってしまいますよね。

頑張っていこうとすればするほど、他の人と比べて「よりできるように」というように。

もがかなければ、自分に本当に必要なものが見つからなかった、気が付かなかったのかも知れませんね。

失敗して、もがいて、余分なものをそぎ落として、自身の等身大の大きさが分かっていったと話されているように思いました。

 

 

ブレイクしたきっかけになったドラマ

ブレイクの足掛かりになっていったのが、2016年7月から放送されたドラマ闇金ウシジマくん Season3神堂大道

紳士的な態度を装って女性に近づき、女性の家庭内トラブルを解決し信用させて、洗脳し女性のすべてを奪う大悪党・神堂大道を演じました。

この怪演が、強烈なインパクトを与え存在感を見せつけました。

 

 『半分、青い。』で一躍全国区へ

この後、2018年4月から放送されたNHK連続テレビ小説『半分、青い。朝井 正人 役を演じました。

この役が話題となったことで、俳優として日本中に名を知られ、知名度が飛躍していきました。


このドラマでの初登場シーンですが、中村さん演じる朝井 正人が子猫を肩に乗せて登場しますが、そのインパクトが強かったと言われています。

この演出は中村倫也さんが、視聴者の心を一瞬で掴みたいと考え、出されたアイデアなんだそうです。

 

 

無類の動物好き

中村倫也さんは、無類の動物好きとして知られていますよね。

幼い頃から生き物が好きで、母親と一緒に昆虫を捕まえたりヤモリを観察したりしていたそうです。

 

ネコのミレーヌと共演

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でネコミレーヌ共演していたことも印象深、話題になりました。

そのミレーヌについてのエピソードを、テレビのトーク番組で話してくれました。

「アイツはまだ生まれて2か月くらいだったんですが、一緒に芝居をしてくれたんです。

抱っこしたり、肩に乗せたりして、もしそれがかわいそうに映ってしまうようだったら、やめようと思っていました。

でもナチュラルにそばにいてくれたので、すごく楽しかったですね。
セリフもネコが反応したら、一緒に話すような芝居に変えたりして。
しっかりとした“共演者”でした

と話していました。ミレーヌに対しての愛情が伝わってくるエピソードですよね。

 

人生で30匹以上飼っている!

中村倫也さんは、今までの人生の中で30匹以上ハムスターを飼っているそうです。

他にも古代魚ポリプテルスを90cm水槽で飼っているそうです。

ちなみに、ポリプテルスアフリカ古代魚なんだそうです。


でありながら恐竜のような風貌を持ち、さらに肉食魚としては比較的飼育もしやすい部類に入るそうです。

 

動物書籍に特別寄稿!

 書籍『野生動物と暮らしてみたら』に、中村倫也さんによる描き下ろしイラスト付き“妄想”ものがたりや、伊藤ハムスター描き下ろし4コマ漫画などを特別寄稿しました。

 

 

中村倫也さんについてまとめ

中村倫也さんのことを調べてみて、中村さんが話す言葉に重みがある印象を受けました。

それは、下積み時代にたくさんの経験をしてきたからだろうと思いました。


ブレイクするまでの長い日々を、諦めずに過ごしてきた中村さん自身も凄い方だと思いましたが

周りでたくさんの人に支えられてきた事も、彼の人間性があったからではないのかと思わされました。

これからも、俳優としてたくさんの顔を見せてほしいと思います!

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