山口県宇部市にある『ときわ動物園』は、国内で唯一『園内全てに檻(おり)がない動物園』です。
動物たちの生態をそのまま見られるということで、その動物園の他にはない特徴を調べてみましたので、ぜひ最後まで見て下さいね。
ときわ動物園ご利用案内
ときわ動物園の場所、開演時間などを紹介します。
- 場所
- 開園時間
- 休園日
- 入場料/駐車料金
場所
山口県宇部市則貞三丁目4-1
TEL:0836-21-3541

ときわ公園内の中に、ときわ動物園があります。
開園時間
9:30~17:00
※発券終了は16:30
※冬期は9:30~16:30
となっています。
休園日
火曜日(火曜日が休日または祝日のときはその翌日)※イベント時変更あり
12月29日~1月1日(開園する場合あり)
入場料/駐車料金
入場料には、個人入園料と年間パスポートがあります。
個人入園料(1人1回) | 動物園年間パスポート(1人1年) | |
一般 | 500円 | 1500円 |
中学生以下 | 200円 | 600円 |
70歳以上 | 250円 | 750円 |
※入園料には、消費税・地方消費税を含んでいます。
他にも、動物園・植物館共通年間パスポートや、団体入園料などもありますので、詳しくはときわ動物園のサイトをご覧ください。
普通自動車 | 大型自動車 | |
15分まで | 無料 | 無料 |
2時間まで | 200円 | 800円 |
3時間まで | 300円 | 1200円 |
4時間まで | 400円 | 1600円 |
24時間まで | 500円 | 2000円 |
駐車場料金の詳細は、ときわ動物園のサイトをご覧ください。
動物園の展示方法
一般に動物園の展示方法は2種類あります。
- 形態展示
- 行動展示
形態展示とは・・昔ながらの檻にいる動物そのままを見る展示方法
行動展示とは・・動物の特技を生かした展示方法(泳ぎや木登りなどを見やすくする方法)
『ときわ動物園』は、この二つに当てはまらない展示方法を行っています。
それが『生息環境展示』です。
生息環境展示とは?
生息地をそのまま再現した環境の中で、動物たちの生態を見てもらう方法です。つまり野生で過ごしている状態のままを見ることができます。
この『生息環境展示』をしている動物園は、日本で唯一『ときわ動物園』だけなのです!
水が苦手な特徴を生かす
サルの種類で、水が苦手な特徴を生かして大きな池の中に島を作り、その島の中で生息地を再現しているので、生き生きとした動物を見ることができるのです。
それは、もう動物園に来たというよりは、その動物たちが生息していた場所に旅行へ来たような感覚になるそうです。
お願い
このような展示環境を守るために、ときわ動物園のサイトに動物園に来られたお客様へのお願いがありました。
- ものを与えない
- 動物たちの体調が悪くなる可能性がありますので、動物にものをあたえないようにしてください
- 柵を乗り越えない
- 動物たちが驚くだけでなく、お客様もケガをすることがありますので、柵を乗り越えたり、展示動物を触らないようにしてください
- フラッシュを使わない
- 動物が驚くことがありますので、写真撮影の際はフラッシュを使用しないでください
動物たちが本来の行動を発揮する環境
「まず、動物たちが幸せになって、人間がそれを学んで自分たちの幸せにつなげていけるような、そんな動物園を作りたい」ということから、この『ときわ動物園』はできました!
動物園の設計・指導をしたのが若生謙二(わこうけんじ)さんです。
若生謙二(わこうけんじ)さんとは
大阪芸術大学教授で農学博士の若生謙二さん
海外の125の動物園を巡り歩いた日本の動物園デザイナーです。
4つのゾーンから作られた動物園
森林・草原・水辺・丘陵地帯の4つのゾーンの生息地から作られています。
引用元:playdesign-lab.com
4つのゾーンの個性的なランドスケープ(景観)の中には、小さな地面の起伏や、高低差のある樹木、水平に伸びる木の枝、大小の岩、多様な種類の草本類などが、繊細な配慮で仕込まれている。そのような動物にとってごく当たり前の自然環境だからこそ、一匹一匹がまるでそこの主人公のように、自分のペースで活動しているのだろう。

動物たちの生き生きとした様子を見ていると、見ている方もいつの間にかストレスから解放されて、自由に遊んでいる動物たちを飽きることなく、ずっと見てしまいたくなりますよね。
見下げるのではなく、見上げる位置
カピバラの展示について、若生さんは目線の位置を少し高めにすることで、より近くに感じ迫力も増すと話しています。
引用元:playdesign-lab.com
動物園では通常、上から下へと動物を見下げることが多いが、ときわ動物園では動物を人の目線と同じ高さ、もしくは少し高めの位置に置いている。
「カピバラの池でも70センチ水位を上げるだけで視覚効果が大きく高まりました。目線に近いので泳いでいる姿の迫力が全然違いますし、動物を見る認識が違ってくるんです」

目線と言うものは大事で、それによって印象が大きく変わると話しています。
確かに上から見ていると、動きが小さく見えたり分からなかったりしますよね。
でも、同じ目線か下から見ると表情なども見えたり、すぐそばで泳いでいるような感覚になって楽しいですよね!
まとめ
山口県宇部市にある『ときわ動物園』
その特徴をまとめてみました
- 檻のない『生息環境展示』
- 4つの生息地を再現したゾーンからできている
- 生息地を再現した展示で動物たちが生き生きしている
- 目線にもこだわった展示で迫力を感じることができる
皆さんも「動物園に来た」という感じではなく、「動物たちが住んでる所へ旅行に来た」という感覚を味わってみませんか?
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