車いすテニスの男子シングルスで世界ランキング1位の小田凱人選手。
ウィンブルドン選手権の車いすの部、男子シングルスで2年ぶり2回目の優勝を果たしました。
そこで、小田選手のこれまでの主要大会の優勝回数や賞金額、なぜ車いす生活になりテニスを始めたのか調べてみました。
小田凱人プロフィール

- 名前 小田 凱人(おだ ときと)
- 生年月日 2006年05月08日
- 出身地 愛知県一宮市
- 日本の男子プロ車いすテニス選手
これまでの優勝回数
小田凱人選手のこれまでの主要大会の優勝回数は、どれぐらいあるのでしょうか。
主要大会タイトル獲得
2020年
・世界Jr.マスターズ・シングルス/ダブルス優勝
2020年に18歳以下のジュニアマスターズの国際大会に14歳で出場し、シングルスとダブルスで2冠達成しています。
2022年
・NEC WHEELCHAIR SINGLES MASTERS優勝
2022年4月にプロ転向を表明し、11月にオランダで開催された車いすテニス年間王者決定戦のNECマスターズにて史上最年少世界年間王者となりました。
2023年
・グランドスラム初制覇(全仏オープン)
2023年6月に開催された全仏オープンで優勝し、グランドスラムを初制覇しました。17歳で達成して史上最年少での世界ランク1位が確定した。
・グランドスラム制覇(全英オープン)
2023年7月に開催されたウインブルドンで初優勝し、この年、全仏オープンに続きグランドスラムを2大会連続で制覇しました。
2024年
・グランドスラム制覇(全豪オープン)
2024年1月の全豪オープンで大会初優勝を果たしました。
・グランドスラム2連覇(全仏オープン)
2024年6月の全仏オープンで優勝して、本大会2連覇を達成しました。
・パリパラリンピック金メダル獲得
2024年パリパラリンピックの車いすテニス男子シングルスの決勝で、アルフィー・ヒューイット(イギリス)と対戦し、金メダルに輝きました。
2025年
・グランドスラム3連覇(全仏オープン)
2025年6月全仏オープンで優勝して、本大会3連覇を達成しました。
・グランドスラム制覇(全英オープン)
2025年7月全英オープンで優勝して、2大会ぶり2度目の優勝を果たしました。
車いすテニスの大会賞金は?
車いすテニスの賞金は、大会のグレードや開催地によって大きく異なります。
一般的に、グランドスラムなどの主要大会では高額な賞金が用意されていますが、地方の小規模な大会では賞金が少ない傾向があります。
全仏オープン
4大大会の1つである全仏オープンは、シングルスの優勝者の賞金が60,000ユーロ(約1032万円)になってます。
引用元:rolandgarros.com Roland-Garros 2023: prize money revealed - Roland-Garros 2025 - The official sitePrize money for this year’s Roland-Garros will total EUR 49.6m, up 12.3 per cent on 2022.
全英オープン(ウィンブルドン)
全英オープン(ウィンブルドン)は、シングルス優勝者の賞金4万8000ポンド(約728万円)になってます。
引用元:number.bunshun.jp 2年で賞金が300万円上昇 「ウィンブルドンでシングルスは不可能」と言われた“車いすテニス”が急成長できたワケ(内田暁)死闘が繰り広げられる深夜の有明コロシアムに、大谷桃子の姿があった。東京パラリンピック、女子車いすテニス決勝戦。世界ランク1位のディーダ・デグロートと、2位の上地結衣の頂上対決は、上地が6度のマッチポイントをしのぐも、最後は攻撃力に勝るデグロ...
全豪オープン、全米オープンについては詳細が公開されていませんが、シングルス優勝賞金は少なくとも100万円を超えると言われています。
車いすテニスのプレーレベルが年々高くなっていて、グランドスラムにおける車いすテニスの人気が向上していることにより、大会賞金金額が上昇しているようです。
なぜ車いすになったのか?
小田凱人選手は、なぜ車いす生活になったのでしょうか?
骨肉腫を発症
小学生の時はサッカーをしており、プロサッカー選手を目指していました。
しかし、小田さんは9歳の時に骨のがんである「骨肉腫」と診断され、左脚の股関節と大腿骨の一部を切除して人工関節に置き換える手術を受けました。
このため車いす生活となり、サッカー選手の夢を諦めることとなります。
車いすプロテニスプレーヤー国枝慎吾さんの存在
プロサッカー選手になりたかった小田凱人選手。
夢を諦め、大変なリハビリを乗り越えられたのは、車いすプロテニスプレーヤー国枝慎吾さんの存在があったそうです。
ロンドンパラリンピックに出場していた国枝さんを見て、「かっこいい」「「迫力というか表情というか、試合中の雰囲気に圧倒されて」と話しています。
それから、「早くテニスがしたい」その思いで、大変なリハビリを乗り越えていったそうです。
小田凱人選手についてのまとめ
数々の最年少記録を塗り替えてきた小田選手。
まだまだ若く、これからどんな記録を打ち立てていくのか楽しみですね。
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