サマーウォーズ「よろしくお願いしまーす」の意味は、おばあちゃんへのアンサーと願いが込められているのでは?

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サマーウォーズの終盤クライマックスで、主役の健二がパソコンのEnterキーを押しながら「よろしくお願いしまーす」と言うのは有名ですよね。

健二のこの言葉は、どんな意味なんだろうと思いませんか?

全体の話の見ていくと、健二の憧れの先輩・夏希の曾祖母・栄に対するアンサーと、ハッキングAIとの戦いに対する「これで終わらせる」という片をつける願いが込められているのでは?と思いました!

では、内容を見ていきながら調べてみましょう!

ネタバレを含みますので、未見の方はご注意ください

 

ストーリー中に二つの戦いがある

陣内家には、戦国時代に郷土のために尽くした祖先の気風を受け継いでいて、ストーリーの中で当主・栄の次男・万助が「徳川3万8千の軍勢に対して、こちらはわずか2千~」と何回か話してますよね。

引用元:サマーウォーズ公式サイト

この戦いに勝った陣内家のご先祖様を誇りに思って話していて、「あきらめない」「まだ負けてない」
「まだ終わってない」
という考え方を引き継いでいるように思いました。

この陣内家の考え方で2つの戦いが、ストーリーの中で展開されてます

ハッキングAI・ラブマシーンとの戦い

仮想都市OZに侵入し、ハッキングしまくってアカウントを乗っ取っている、ハッキングAIからアカウントを取り返して、現実世界を正常に戻す戦いを全体のストーリーの中で展開していますが、主人公の健二はストーリーの冒頭、内気で気弱な理系男子のキャラでした。

引用元:サマーウォーズ公式サイト

しかし、ハッキングAIが出現して社会が混乱している時に、夏希の曾祖母・栄が身内や知人関係に連絡し「あきらめないで」「あんたならできるよ」と励まし続けていた。

その姿を見て、内気で弱気だった健二が「自分にもできる」と暗号を解き始めていきますよね。

結局は、この栄おばあちゃんの言葉が健二を大きく変えていったのではないのかと思いました。

引用元:サマーウォーズ公式サイト

高校野球長野県大会

夏希のいとこの了平が、高校野球の長野県大会に出場しています。

相手は、強豪高校でストーリーの中ではピッチャーを務めてる了平が、打ち込まれて焦ってる表情を見せていましたよね。

でも、結果はやはり「あきらめず」に戦って勝利して、長野県代表として優勝旗を持って帰りましたね。

 

当主・栄からのメッセージ

健二は、栄と二人で花札をしますが負けてしまい、栄おばあちゃんから賭けとしてメッセージを送られています。

「私が勝ったら、夏希をよろしく頼むよ」

これは、栄おばあちゃんから改めて許嫁としてお願いしたいという話でした。しかし、健二は自分に自信がなく返事ができないでいると「あんたならできるよ」とメッセージを送られています。

ここで、健二は「分かりました」ではなく、「やってみます」と答えています。

「やってみます」と答えたわけは?

健二は、夏希のことを頼まれた時に「やってみます」と答えたのは、陣内家の一人として先祖から受け継いだ気風「あきらめない」「終わっていない」という考え方を自分ができるのだろうかと自身がなかったのかなと思いました。

しかし、おばあちゃんは健二の人としての素質を見抜いていたと思いますね。

 

「身内の間違いの片をつける」

健二は、ハッキングAIとの戦いで終盤に向かうにつれて、あきらめずにどんどんアイデアを出しながら解決していこうと奮闘しています。

内気で気弱なキャラがなくなる

この中では、気弱なキャラは感じられなくなっていきます。

やはり、栄と出会って「あんたならできるよ」と言われたことが、数学オリンピックの日本代表選に敗れ、自信を無くしてしまっていたが、再び立ち上がることができたんだと思いました。

夏希の奮闘

夏希は、花札でハッキングAIとバーチャルで戦います。たくさんの応援を受け勝利しましたが、今度はまた違う危機が襲ってきます。

引用元:サマーウォーズ公式サイト

ここでも健二は、逃げずにどうやって解決できるか考えてみんなを助けようとします。夏希の頑張りが無駄にならずにすみますよね、頼もしくなってます!

 

よろしくお願いしますの意味は

こうして、頼もしくなった健二は陣内家の人たちからも頼りにされて、自分自身にも自信がついて、最後のEnterキーを押す時に「よろしくお願いしまーす」と言ったのではないかと思いました。

それは、おばあちゃんに対してのアンサーでもあるし、陣内家の人たちに対してでもあるのかなとも思いました。

他にも、解いても解いても、次々とトラブルを起こされて「これで終わらせる」という願いもあるのではないかとも感じました!

ちなみに

了平の高校野球も、決勝戦は延長15回まで行い、24年ぶり甲子園に出場を果たします。了平の母・由美もずっとテレビの前で応援してましたからね、よかったです!

 

まとめ

この『サマーウォーズ』の中で、主人公の健二がクライマックスで「よろしくお願いします」と言ったのは、確かに最後のEnterキーを押すのに、その言葉を言うのは「ん?」と疑問が湧きますよね。

でも、ストーリーの中で栄おばあちゃんとのやり取りを丁寧に見てみると「あーなるほど!」と思わされました。見る人によって感じ方はさまざまあると思いますが、このような見方をすると「家族っていいな」と思いますよね。

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